9月30日、日曜のさわやかな朝、西神田町会福祉部の集まりがありました。
区では65歳以上の方に
「緊急医療情報キット」という透明のボトルを無料で配布しています(写真参照)
これは救急車を呼んだ時、本人の生年月日や血液型・普段の体の状態やお薬・
かかりつけの医者などの情報を救急隊が瞬時に把握し、
スムーズに病院に搬送できるようにするものです。
本人はもしもの時のために、このボトルの中に自分の体の状態を書いた紙や
保険証のコピーなどを入れ、冷蔵庫にしまっておく、というしくみです。
「なぜ、冷蔵庫?」と思われるかもしれませんが、それが救急隊と決めた共通ルールです。
このボトルが部屋の中にあったとしても、救急隊が探すのに時間がかかると意味がないので
「冷蔵庫」と決まっているのです。
西神田町会では、区役所やあんしんセンターなどに
ボトルを受け取りに行くのが大変な方のために、
町会福祉部の催しとしてボトルの配布会を行っていて、今年で3回目になります。
ボトルの中の紙は、年1回程度変更がないか見直しし、更新しますが、
その作業もなかなか一人ではやらないだろうから、
みんなで一緒にやりましょう、という会です。
この日は16名のみなさんが、集まりました。
前にボトルをもらっていた方も、初めての方もいらっしゃいました。
ボトルを配り終わったあと、みなさんで最近困りごとはないか、
まわりに気になる人はいらっしゃらないか、などの意見交換をしましたが、
その中で、「一人暮らしのお年寄りの中には、周りからみて心配な人がたくさんいる。
本人の「一人で暮らしたい」という意思をどこまで尊重したらいいのかねえ…」
という意見があがりました。
とても深くて難しい問題ですよね…。
私も考えさせられてしまいました。
さて、今回の西神田町会のように、このボトルを町会の集まりなどで
配布してみませんか?
社協が調整や準備をさせていただくことができますので、
お気軽にお問い合わせください!
電話5282-3711
(神保町地区担当 小野寺)