7月19日(土)の午後、コスモス館小ホール
神田三崎町町会の文化部主催で、エンディングノートをテーマにした集まりがあり、
40名弱の町会のみなさんが参加されました。
まずは映画「エンディングノート」の上映です。
2011年の映画で、公開当時メディアなどで大きく取り上げられた映画です。
主人公は、会社を勤め上げたばかりのお父さん。サラリーマン時代には、仕事だ接待ゴルフだ!と、なかなか家族との時間を作れませんでした。
さあこれから第2の人生、と思っていたところの末期がん宣告。
お父さんはその日から、ものすごくつらい闘病のかたわら、家族や仲間を思いながら自分の最期の希望をエンディングノートに綴っていきます。
この映画は、お父さんの末娘さんが監督を務めています。
家族だからこそ撮影できる、毎日の一喜一憂がつまった映画です。
以前西神田町会の映画会で上映したものも含め、私は今回で4回目の鑑賞ですが、家族それぞれの思いが伝わってきて、毎回ジーンとしてしまいます。
ぜひみなさんにも見てもらいたい温かい映画です。
そして、この映画は、タイトルでもある「エンディングノート」を残しておくことの大切さも教えてくれます。
今回中心となってこの映画会を企画したうちのお一人、町会の西角スミ江さんが会のはじまりの挨拶で、
「みなさんお一人お一人に、これから自分の希望通りの人生を送ってほしい。そのためにこのエンディングノートを活用してほしい」
とおっしゃっていました。
たいていのみなさんはよく、「まだ死なないから大丈夫、そのうちね」とおっしゃいますが・・・。
映画の中のお父さんのように突然の病院で死んでしまったり、あるいは自分でも気づかないうちに認知症が進み、希望を言えない状況になってしまう人たちがたくさんいます。
そう、人生は予測できません。
エンディングノートを書くのに年齢は関係ありません。
そして「考えは変わる」。それが人ですから、何度だって書き直せばよいのです。
エンディングノートには法的効力はありませので、相続などで少し特別な希望をしている時には正式な遺言書が必要になりますが、
もしそうでなければエンディングノートは、自分がどんな最期を迎えたいか、考えていることを周りの人に伝えられるとても有効な手段です。
この日は、ちよだ社協で作成した「ありがとうとよろしく」というエンディングノートを参加者のみなさんにお配りしました。
みなさんが実際に書いてくれるといいなあと願いながら。。
他の町会でも、このようなエンディングノートの催しをやってみませんか?
くわしくは、神保町地区担当職員まで(5282-3711)お気軽にご連絡ください。
神田三崎町町会のみなさん、ありがとうございました。
(神保町地区担当 小野寺)
<お詫び>
当日の様子をカメラで撮影させてもらいましたが、私のカメラが水濡れで起動しなくなってしまいました…。
参加者のみなさんには、せっかくご協力をいただいたのに、本当に申し訳ございません…。というワケで写真が少ないブログでごめんなさい。